OTHERSIDEの説明書、
ライトペーパーとは?【前編】
OTHERSIDEの公式サイトには、ライトペーパーというプロジェクトの説明書にあたるページが、2022年7月17日に追加公開されました。今回はその序盤の項目にあたる「INTRODUCTION」と「PRINCIPLES」について解説していきます。後編はこちら
INTRODUCTION
ここでは「ライトペーパーとは何か」について言及されています。要約は以下のとおりです。
- メタバース・プラットフォームであるOTHERSIDEのライトペーパーは、プラットフォームの原則、開発者の機能、そしてコミュニティ共創の可能性を伝えるために作成されています。
- このライトペーパーは、OTHERSIDEを形成する最新の情報や発表などを共有するため、将来的にボイジャーの意見を取り入れて継続的に進化するCODE Xに置き換わる予定です。
ライトペーパーはOTHERSIDEを理解するための簡易的な説明書であり、今後はユーザーの意見を取り入れたCODE Xに移行され、情報がアップデートされていくようです。
ここでは「OTHERSIDEとは何か」について説明されています。要約は以下のとおりです。
- Othersideは、遊び、創り、競い、つながり、探検するエキサイティングな環境を提供する、世界構築プラットフォームです。
- 初めにユーザーは、ボイジャーズジャーニーのゲームプレイによってOTHERSIDEを体験します。
- 将来的には、我々のコミュニティがどんな新しい体験やゲームを創造し、メタバースの可能性を広げるのか楽しみにしています。
- Phase 1では、OtherdeedのNFTの所有者と選ばれたサードパーティの開発者のみが、プラットフォームの機能と用途の最初のステージに参加し貢献することができます。
OTHERSIDEでは様々なゲームプレイ体験が提供され、今後、コミュニティの貢献によってメタバースの可能性が広がっていくようです。
ここでは「フェーズ1」について紹介されており、要約は以下のとおりです。
- フェーズ1は、OTHERSIDEプラットフォーム開発の開始を意味しており、すべてのボイジャーは、OTHERSIDEに出現した謎のオベリスクをめぐる11部構成のストーリー形式のゲームプレイ体験となる「ボイジャーズジャーニー」に参加します。
- 他のボイジャーと一緒にチームとなり、OTHERSIDE上で独自の体験を展開し、収穫や加工、取引、売買が可能なものを発見し、作ることができます。
- ボイジャーは、限定イベント、プレイテストの機会、そしてOTHERSIDE Development Kits (ODK)の共同開発者として参加し、プラットフォームの中核機能を形成する大きな役割を担っています。
OTHERSIDEではフェース1〜3まで段階的に進んでいきます。フェーズ1では、オベリスクをめぐる「THE VOYAGER’S JOURNEY」に招待されます。ユーザーはイベントやゲームプレイを通して、プラットフォームを深く理解することできます。
オベリスクの詳細については、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:NFTホルダーへのチュートリアル?OBELISKとは?
PRINCIPLES
続いて、OTHERSIDEの原則になるPRINCIPLESを見ていきましょう。
OTHERSIDEは「コミュニティのために形成される」ことが言及されています。要約は以下のとおりです。
- OTHERSIDEでは、貢献者のコミュニティの表現力、創造力、創意工夫を奨励し、権限を与え、認識することを目的としています。サポーターやクリエイターとの深いつながりは、ボトムアップのエコシステムを共に成長させていく中で重要なキーポイントです。
- プラットフォームの未来を形作る重要なイベントにボイジャーが直接参加できる、オープンで透明なアプローチに取り組んでいます。
- コミュニティはOTHERSIDEのテクノロジーの限界を広げ、新たなシステムやコンテンツ、メカニズムを大規模なプレイテストによって試すことができます。
- 開発者やボイジャーは、ソフトウェア開発キット(SDK)を使用し、ゲーム内の構築ツールを心ゆくまで使用することができます。
OTHERSIDEはコミュニティによって開発されていくプラットフォームです。ユーザーが開発キットを使い、コンテンツを制作することでOTHERSIDEの可能性を広げていくことができます。
ここではOTHERSIDEの「真の所有権と相互運用性」について解説されています。要約は以下のとおりです。
- Otherdeed NFTはOTHERSIDEのプレイテストと共同制作に参加するためのアクセストークンです。
- Otherdeed NFTは、OTHERSIDEで利用できる土地の区画(別名:プロット)を示しており、自然要素、資源、エレメンタル属性など、それぞれ構成が異なります。
- あなたの行動は、土地に存在する天然資源、クラフトしたアイテム、冒険で偶然手に入れた戦利品などの本来の有用性に影響を与えることがあります。
- OTHERSIDEは将来的に相互運用性をサポートし、ボイジャーが自分の外部コレクションやNFTをメタバース内で活用したり、自分の土地をリンクすることで、その土地での経験や作品を共有することができます。
OtherdeedのNFT所有者はOTHERSIDEに参加することができ、ユーザーの行動は土地の構成に影響を与えます。また、今後、外部プロジェクトのNFTをOTHERSIDEで活用できるようにもなりそうです。
ここでは「インセンティブとサポート」について言及されています。要約は以下のとおりです。
- 私たちは、協力的なエコシステムと貢献者のネットワークを通じて、真のインセンティブと構造を提供します。
- コミュニティはWeb2やWeb3の分野で素晴らしい貢献をしており、私たちの目標は、彼らがこれまで以上に大きく、より良いものを構築できるようにすることです。
- OTHERSIDEはプラットフォームとして、業界で確立された尊敬される存在であるユーザーベースやパートナーと連携し、明日のメタバースを構築するために必要な教育や経験、リーダーシップを提供します。
まだ明確な記載はありませんが、専門家、デザイナーやエンジニア等のコミュニティ構成員へは、インセンティブや十分なサポートが提供されるようです。
OTHERSIDEの説明書であるライトペーパーの「INTRODUCTION」と「PRINCIPLES」について解説しました。OTHERSIDEはUGC(ユーザー生成コンテンツ)ベースで、ユーザーの行動によって可能性が広がっていく設計のようです。OTHERSIDEは非常に自由度が高いプラットフォームとして、今後の動向に注目していきたいです。